2020年に端を発したコロナ禍は社会にさまざまな影響を及ぼしましたが、人と人の接触を極力少なくする必要性から、オンラインを活用した仕事の進め方が急速に普及したことも象徴的です。
そんな流れの中、ビジネスの現場ではインサイドセールスへのニーズが急増しています。本来は営業リソースを有効活用するために注目されるようになったサービスなのですが、コロナ禍によって人との接触を減らすのにオンラインによるアプローチや商談が主体であるインサイドセールスにも注目が集まったわけです。
そこで今回は、たくさんあるインサイドセールス代行サービスの中から主要な7社をピックアップして、それぞれの特徴やサービスタイプなどを比較してみたいと思います。インサイドセールスを検討しているものの、どこが良いのかわからないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
インサイドセールス代行7社を比較
ハジマリ
ハジマリはBtoB新規開拓に特化したセールスアウトソーシングを展開しています。
インサイドセールス及びフィールドセールスなど、クライアントの営業チームをハジマリ内に構築してリソースとノウハウを提供し、新規顧客開拓をサポートします。
昨今コロナの影響によりリード獲得がうまくいかない又ターゲットへ効果的にリーチできないなど課題視される傾向がある中ハジマリは成果を出し続けています。
・新規リードの発掘
・有効商談の獲得
・新規受注の獲得
・アップセル、クロスセル
CEREBRIX
BDR型の新規開拓営業全般をアウトソーシングできるのが特徴です。アポイント獲得から一次商談までを委託するパターンと、受注獲得まで全フローを委託するパターンが用意されており、ニーズに合わせて選ぶことができます。実績の豊富さが特徴で、上記2通りのパターン以外にもスポット的なインサイドセールス代行を委託することもできます。
原則として固定報酬制となっており、月額60万円からです。
アース・リンク
すでに1,500社以上の実績を有する、業界でも知名度の高い代行サービスです。リード獲得からナーチャリング(見込み顧客の育成)やマーケットオートメーションなど、それぞれの要望に応じてメニューを選ぶことができます。面白いのは、インサイドセールス代行によってデータを蓄積し、やがて業務を内製化していくためのデータ引継ぎが可能であることです。
料金体系は初期費用+コール、成果報酬となっています。標準的なプランでの利用料金は約41万円です。
リーグル
IT業界に強みをもつインサイドセールス代行サービスで、MA(マーケットオートメーション)を組み合わせたクラウドサービスを提供しており、高い利便性を誇ります。料金については、要問合せ。
Soraプロジェクト
自社で保有しているリストに対する新規開拓型営業を委託できます。料金体系はリスト1社あたり350円から400円となっており、1社あたり3回までの電話追客がセットになっています。
ベイルズ
電話とメールを使ったアプローチでインサイドセールスを代行します。すでに見込み薄になってしまっている休眠顧客へのアプローチに強みを持ち、商談機会を創出します。固定報酬型で、60万円からです。
Seiyaku
アポイント獲得からクロージングまで営業活動の全フローを委託可能です。ユニークなのはインサイドセールスだけでなく飛び込み営業も可能であることで、業種やニーズによって最適な手法を選ぶことができます。料金は固定報酬型で、38万円からです。
まとめ
今回はインサイドセールス代行サービスの中から主要なものを7つピックアップして、その内容や料金の比較をしてきました。もちろんこれらの料金は安いから良いというわけではなく、料金が異なるのはサービス内容が異なるからです。どのサービスが良いというよりも、自社の業種や要望と照らしてみてどの代行サービスが最適であるかという視点で選ぶのが良いと思います。
インサイドセールス代行というとITを活用したオンライン型の手法を連想される方は多いと思いますが、業種によっては飛び込みセールスのように対面による営業活動が適している場合もあるので、インサイドセールス代行といってもその手法に固定観念をあまり持たないことも成功の秘訣です。